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子育てからの学び ブログ

『潮崎神社例大祭』から学んだことー結局何事も自分次第‼ー

こんにちは、個性學パートナーの土屋 美保です。

このブログでは、

仕事も子育ても欲張りたい、

自分を大切にしたい、

そんなママに向けての自分自身の土台を整える方法や個性に合った子育てのコツなどをお伝えしてます。

私は、広島県福山市松永という町で暮らしています。

皆さんは、地元のお祭りにどんなイメージを持っていますか?

華やかで楽しくってワクワクするもの?それとも、ちょっと億劫なものでしょうか?

私は、この町で行われる『潮崎神社例大祭』が正直苦手でした。

なぜそう思ったのか、そして今の私の考えはどうなのか…。

今日は、そんな私の心の変化についてお話したいと思います

お付き合いいただけたら幸いです。

潮崎神社例大祭って何?

潮崎神社例大祭は、広島県福山市松永町にある潮崎神社(しおさきじんじや)で行われる伝統的なお祭りで、350年以上の歴史があります。この祭りでは、御神輿巡行や山車が見どころで、各町内会が作る山車の人形コンテストが行われ、その完成度を競います。

このお祭りは、地域の結束や文化の継承に貢献しており、地元の人々から長年にわたって愛され続けています。

潮崎神社例大祭のはじまりは?

潮崎神社例大祭のはじまりは、17世紀、日本でいうと江戸時代初期にさかのぼります。

水野勝成が、堤防を作る工事を指示していました。その際、大潮や暴風等の自然災害でたびたび中断していました。

この状況を打開するために、地元の長老の勧めで、才ノ尾山の大明神に安全祈願を行ったところ、工事が無事に進むようになり、無事、干拓が成功したそうです。

その成功を祝って、大明神を潮崎神社に祀り、毎年お祭りをして感謝の気持ちを表すようになりました。このお祭りが「潮崎神社例大祭(しおさきじんじゃれいたいさい)」です。

そんな歴史のあるお祭りですが、私はどうも好きになれませんでした。

その理由は、

✔祭りとは縁のない地域で育ったからなじみがない

✔主人が青年団の一員で祭に熱い男だった

✔嫁といういう名札がイヤだった

ホントね、お祭りそのものにまったく関係ない理由ですね笑

でも、これ、青年団の夫を持つ妻だったら、私は共感ボタンを100000イイネをもらえると思います。

お祭り愛の強い男の人って、本当に祭り愛に熱いんです笑

でも、結婚してすぐ、ましては、子どもが生まれてすぐの妻には、これは…、本当に悪夢です。

お祭りって当日だけの話ではないんです。

山車に乗せる人形を作るところから始まります。

↑これ手作りです。毎年、作る人形は変わります

お祭りは10月第二週の土日に開催されますが、準備期間はだいたいお盆明けからです。

もちろん皆さん、仕事をされているので作るのは必然的に夜。

この期間だけは、ワンオペ育児です。

いや、やりますよ。ワンオペでも育児はしますし、していました。

でもね、あの頃の私は、それが負担でしかありませんでした。

お互い若かったって言えばそれだけです。

いまだから笑えるエピソード

長男が半年のときのエピソードをお話させてくださいね。

1人目が半年のときって、人生で一番神経質絶頂期ではないですか?

私も、肩に一番力が入っていたときでした。

夕食食べたらすぐに出かける主人に向かって、

『なにもせずに出かけるんだね…』みたいな嫌味を言ったことがありました。

そしたら、翌日、主人は、息子と一緒にお風呂に入って出かけて行きました。

このエピソードだけみたら、

『優しいね、旦那さん』

『家のことしてくれてるね』

って、思った方も多いかと思います。

このあと、私の怒りはマックスになり、翌日、主人に暴言を吐きました。

そう書くと、皆さん、私のことを『鬼嫁』『感謝が足りない』って思ったかもしれません。

でもね、6カ月の息子はお風呂に入ったかもしれませんが、私はお風呂に入ってません。

そもそも、私は息子と一緒にお布団に入って寝るっていう生活をしていました。

ということは、お風呂に入って布団で息子と一緒に寝るは私の中のルーティンです。

(主人がいないときは息子と一緒にお風呂に入ってました)

それをお願いもしていないのに、勝手にお風呂に入れて、それで、

『オレ、子どもをお風呂に入れてきた‼』って嬉しそうに言っている主人に、私は言葉にならない怒りを感じてしまいました。

それが翌日の暴言に繋がったのですが、この後は、息子と私がお風呂から上がるまで待ってから出かけるようになり、それは、子どもが3人に増えてもこの暗黙のルールは継続されてました笑

ただ不満だったあの頃の私…

あの頃の私は、外面がとてもいいお祭りのときの主人が、本当に許せませんでした。

なんていうか、別人笑

私は、ベビーカーを押して、子どもを二人のせて後ろから一生懸命付いていく。

子どもが泣きだしたら、抱っこ紐に子どもを入れて追いかける。

手伝ってほしい主人は、青年団として、爽やかにみんなをまとめている。

本当にそれがいやだったし、なんで私が…って思っていました。

そして、あの頃の私は、『松永』という地域にも、

『嫁』っていう名札にもなじめず、いや、馴染もうとせず、必死に抵抗していました。

『土屋くんのお嫁さん』って言われるのもどこかイヤでしたし、『土屋さんとこのお嫁さん』って言われるのも苦痛でした。

ずっと、『いいお嫁さん』でいたかったから、『いいお嫁さん』でいようとすることに必死でした。

そこに最大級のエネルギーを使っていたので、『お祭り』っていうものがストレスでしかなかったと今振り返って思います。

なので、お祭りの季節がくると本当に憂鬱でした。

心のどこかで、『だれか熱を出さないかな…』とまで願っていました。

月日が経ち私も大人になりました

そんな私ですが、子どもの成長とともに、松永にも地域にも慣れ、『土屋くんのお嫁さん』っていう名札もしっくりくるようになりました。

ベビーカーに乗っていた子どもたちが、小さい手でロープを持って歩くようになり、

そして、気付いたら、山車を押したり、太鼓を叩いたりするようになりました。

私も、子どもたちの保育園、小学校、中学校と自分の友だちも増え、話をする人も増えました。

馴染んできたら、ここに私なりの居場所があるように思えました。

そして、『ここで生きていくんだ』って思えるようにもなりました。

嫌だからっていって、必死に抵抗していましたが、ここ何年かでやっと抵抗することを手放すことができました。

そしたら、お祭りが、すごく嫌な行事ではなくなり、『毎年恒例の地域の行事』というラベルが貼られました。

なにがいいたいかというと、どうとらえるかを決めるのは、自分次第ということです。

コロナ禍で、すべての行事が中止になり、人や地域とのつながりが希薄になりました。

そして、あえて、しんどいことをわざわざしなくていいのではないか?っていう声もあげてもいい風潮にもなりました。

やりたい人だけがやって、やりたくない人はやらなくてもいいっていう社会にもなりつつあります。

時代は変わりました。

時代は変化しています。

そして、行事に参加するのか、参加しないのかを選べる時代にもなりました。

『お祭りはめんどくさいから出ない』っていう選択肢だってもちろんあります。

でも、過去から続いているものを続けていく大事さ、

なりより、子どもたちにそれを体験してほしいっていう想い、

この土地だからこそできる体験をつないでいくことの大切さを、今回の祭りで思いました。

うちの長男と長女は、主人の遺伝子が濃いのか青年団でお世話になり、2日間、終日歩いていました。

次女は、表情には出しませんが、山車を一生懸命引っ張り歩きました。

主人は、楽しそうに御神輿を担ぎ、

そして、私は…、祭りを楽しんでいる子どもたちの背中を見ながらついて歩くだけ笑

(本当に楽になりました)

地域の行事ごとは、正直めんどくさいです。

出来るものなら、なくていい。

やめてしまえばいいのに…って思うことさえもあります。

でも、お祭りひとつにせよ、行事にせよ、いろんな人たちの手や想いが関わり、そして作りあげています。

お祭りというものの背景には、いろんなストーリーがあります。

ワクワクするストーリー、嬉しいストーリーだけではないかもしれませんが、私の中にも、そして、わが子の中にも、参加した人、支えてくれた人、準備してくれた人、それぞれにストーリが存在しています。

そして、それを、時代に合った形で継承していく…、

それができたらみんながWIN-WINの関係になれるような気がします。

そんなことを思うようになったら2024年の秋でした。

どうでもいいようなお話にお付き合いいただきありがとうございます。

今日のこのブログが、なにかしらのきっかけになったら嬉しいです。

いつもありがとうございます。

この記事の著者

土屋 美保

1977年広島県尾道市生まれ。隣の町の福山市に嫁ぎ、三児のママになる。2013年に自宅で子育て中のママが通える子連れパン教室を始め、幅広い年齢層に愛される教室となる。子育て中にコミュニケーションや人間関係をシンプルにする個性學に出会い、2021年に個性學パートナーの資格を取得。手ごねパンと個性學を用いて、『わたしはわたしのままでいい』『あなたはあなたのままでいい』をモットーに子育てを頑張っているママたちの笑顔を増やすためのサポートをしている

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