『薬屋のひとりごと』から学ぶーいま、少し疲れているあなたに贈るやさしい言葉
#個性學 #慣れない大人 特性 #慣れるのに時間がかかる人 #新しい環境 苦手 大人 #新学期 #薬屋のひとりごと #薬屋のひとりごと 名言 #3分類
こんにちは、個性學パートナーの土屋美保です。
「なんで私だけ…」
「また、うまく馴染めなかった」
そんなふうに感じて、自分を責めたことはありませんか?
新しい場所、新しい人間関係。
頑張りたいのに、うまくなじめない…。
――私も、何度もそう感じてきました。
このブログでは、
「仕事も子育ても、もっと私らしく楽しみたい」と思いながらも、
毎日の忙しさやイライラで、つい自分を後回しにしてしまうあなたへ。
こころの土台をやさしく整えるヒントと、
親子の“個性”を活かした関わり方をお届けしています。
今回は、アニメ『薬屋のひとりごと』に登場する、ある言葉から、
「慣れない自分」とどう向き合っていくかのヒントをお伝えします。
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『私は私にできることをするだけです』
これは、アニメ『薬屋のひとりごと』に登場する、猫猫(マオマオ)の養父羅門(ルォメン)の言葉です(41話)
皆さま、『薬屋のひとりごと』はご存知でしょうか?
私は、毎度のことながら、今、絶賛ハマり中です笑
物語の内容はここでは触れませんが、この物語の中で、主人公の猫猫が行方不明になったときの養父のセリフです。
もうひとりの主人公の後宮を取り仕切る美形宦官の壬氏(ジンシ)が、猫猫が行方不明になったときに、養父に尋ねます。
『心配ではないのか?』
養父は、
『心配ですよ』
『ですが、私は私にできることをするだけです』
『気をもんで他の仕事に差し支えがあってはいけません』
と静かに言います。
そして、そのセリフを聞いた壬氏もまた、
『私も私のできることをしよう』
と、決意を固めます。
決して派手なセリフではありません。
でも、私はこの言葉に心をつかまれました。
この言葉は、たとえ心配なことがあっても、今やるべきことをおろそかにしてはいけない、という意味だと思います。
この言葉は、
「心配でやらないといけないことをおろそかにしては本末転倒」
ということを伝えたいのだと思いますが、
私は、すべてのこと、人に通じるものがあるように思えました。
特に、前回、ブログでお話した、
『慣れるのに時間がかかる個性』を持っている人たちに、
特に心に置いておいてほしい言葉だと思っています。
“子どもだけじゃない”。実は大人も慣れにくさで悩んでる…
前回のブログでは、「新しい環境に慣れるのに時間がかかる個性」についてお話ししました。
この個性は、子どものときだけのものではなく、
大人になってからも、ずっとその人の中に残っている特性です。
自分でも理由が分からない「なじめなさ」
初めての場所、人、ルール。
周りの他の人たちは、すぐに打ち解けているのに、
自分だけがどこかぎこちない、
慣れない、そんなふうに感じたことはありませんか?
慎重すぎ?
要領が悪い?
人見知り?
周りと比べてしまうだけでなく、
「迷惑をかけてるかも…」と気になって、
もっと早く慣れなきゃ…と自分を責めてしまうことだってあるかもしれません。
でも、これって「性格が弱い」とか「努力が足りない」とかではなくて、
“もともとの特性”かもしれないんです。
もちろん、大人になれば経験も増えるので、
子どもの頃のように泣いたり、言葉で表現したりすることは少なくなるかもしれません。
でも実は、大人の「なじめなさ」は、見えにくくなっているだけで、
心の中ではちゃんと感じているし、エネルギーも消耗しています。
それに気づかずに、「なんでこんなに疲れるんだろう」と自分を責めたり、
「もっと頑張らなきゃ」と無理をしてしまうことも少なくありません。

私も、慣れない環境でいつも“しんどかった…”
実は私も、ずっと『なかなか慣れない自分』に悩んでいました。
でも、『個性學』で自分の個性を知ることで、
「環境になじむまでに時間がかかる自分」を受け入れることができました。
私の個性…
個性學では、人間を大きく3つの分類に分けることができます。
これは、幸せだなって思う価値観や、嫌だなって思う価値観が違う分類です。
そして、人間は、その3つに分けた分類を、自分の中に2つ持っています。
これを内面(思考・性格)と外面(行動特性・対人対応)といいます。
※分かりやすく2つで説明しています(実際には5つの分類があると言われています)
この3つの分類は、さらに6つ、12のタイプに細かく分けることもできます。
私たちの個性は、そうしたいろんな要素の組み合わせでできているんです。
私自身、内面も外面も3分類でいうと人志向です。
なので、人志向の価値観しか持っていません。
(他の分類の価値観の感覚がよく分かりません…)
そして、外面に、この『環境になれるまでに時間が掛かる個性』を持っています。
そんな自分がイヤでした
はじめての場所、はじめて会う人、仕事、
全てにおいて私は慣れるまでに時間が掛かります。
「みんなそうだから」って言われるとそうなのかもしれません。
でも、やっぱり、この個性を持っている人と持っていない人とでは慣れるスピードやストレスの深さが違うように思います。
慣れないから、気も使い、
力も入ります。
自分をよく見せようと頑張ったり、必要以上に愛想笑いだってしてしまいます。
もちろんミスも多く、ひと昔まえはよく怒られていました。
今はそんな時代ではありませんが、あの“ため息まじりの諦め”をヒシヒシと感じることもあります…。
なので、慣れるまでの期間が、自分の中で必死な期間でもあり、ダメージを受けている期間でもありました。
『そのうち慣れる』…ってことは分かっている。
でも、そのいつかが待てない自分がいました。
エネルギーがなく、疲れ、他の誰かに当たり散らしては、さらに自己嫌悪に陥っている自分が、本当に嫌いでした。

「薬屋のひとりごと」からの学び
もうアラフィフの私ですが、年を重ねた今でも、新しい環境や人に慣れるのには時間が掛かります。
でも、一つだけ胸を張って言えることは、そんな自分がそんなに嫌いではありません。
「大好き」とも言いませんが、時間がかかる自分を良しとしています。
とはいえ、ストレスはかかるし、疲れて寝てしまうことも多々あります。
それに、ストレスに耐えきれないときは、あえて逃げたりすることだってあります。
それでも、私は「自分のやることに向かって行動する」ということだけを続けてきました。
「私ができることをするだけ」が心を支えてくれる
「私ができることをするだけ」
『薬屋のひとりごと』でこの言葉を耳にしたとき、私は、自分のしてきたことを認めてもらえたように思えました。
それは、実績や功績ではなく、ただ自分の心掛け、モチベーションにしていたことに、大きな花丸をもらったような感覚です。
個性學では、人にはそれぞれ“心が安心できるペース”があります。
そして、人によって持っている「ものさし」が違います。
もちろん、できることだって違います。
でも、違っていい。
そもそも、違うことは当たり前のことだし、むしろ同じことのほうが在りえないことです。
そして、生まれ持った特性は、大きくなったり小さくなったりの変化はあるけど、無くなったり、消えたりするものではありません。
嫌だからといって、見ないフリしても、
隠しても、埋めても…、
残念ですが、無くなることはありません。
要は、慣れるのに時間がかかるのはかかるし、慣れないものに対してのストレスはかかるものです。
そのことで不安になったり、焦ったりすることも、許容範囲内です。
あなたのペースで、大丈夫
だから、あなたはあなたで大丈夫。
慣れるのに時間がかかるのは、あなたが“丁寧に生きている証拠”です。
いまあなたができることを、ひとつだけやってみる。
そして、毎日、自分の心を充電してあげる。
(自分の個性が喜ぶことならなお最高です)
それだけで、ちゃんと、確実に着実に、前に進んでいます。
この言葉を、いつかの自分にも、そしていまのあなたにも、そっと贈りたいです。
「私は私にできることをするだけです」

最後に…
「薬屋のひとりごと」には、
静かな言葉の中に、ハッとする気づきがたくさん詰まっています。
難しい漢字も多いけれど、
そのぶん、読み終えたあとに残る余韻が、とてもやさしい作品です。
漫画・小説・アニメでそれぞれ違った魅力が楽しめるのも、この作品の素敵なところ。
どこから触れても、きっとあなたの心にふっと残る言葉と出会えると思います。
慣れない環境でちょっとだけ立ち止まっているあなた…、
焦らなくて大丈夫です。
いまのあなたにできることを、ひとつずつ。
それで、ちゃんと前に進めています。
だから、大丈夫。
「わたしはわたしでいい」
「あなたはあなたでいい」
このブログが、
あなたのこころを包む「温かい毛布」のような存在になれていたなら、
とても嬉しいです。
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今日も、最後まで読んでくださって、ありがとうございました。